27期(2021年卒業生)にとっての最後の大会は、3月27日(土)、28日(日)に開催された国立SSSさんの卒団杯でした。(チャレンジ)トーナメントで2連勝し、決勝戦まで勝ち進んだエスペランサ。0対0で迎えた延長戦ラスト1分。相手チームの放ったロングシュートは、綺麗な弧を描いてエスペランサゴールに吸い込まれました。漫画のようなフィナーレ。サッカーにおいて、激闘の末の結末はときに劇的で、ときに残酷なもの。27期の最終戦は、残念ながら、悔し涙となりました。
緊急事態宣言明けの3月27日と28日、エスペランサ27期(6年生)は、小学生として最後の大会に招待していただきました。そして、その大会は2021年に入って、最初の大会でもありました。戦前は調整不足が心配されましたが、6年間の集大成ともいえる素晴らしいパフォーマンスを初戦から発揮してくれました。
初日。グループリーグは、強豪相手に健闘しましたが、残念ながら4チーム中3位になり、チャレンジ・トーナメントに進むことになりました。
2日目。トーナメント1回戦を2対0で勝ち進むと続く準決勝は参加した15名の全員出場で見事2対0の勝利を掴み取りました。
そして、迎えた決勝戦。勝っても負けても、エスペランサ27期として戦う最後の試合になりました。決勝は前半から息の詰まる展開でした。ほとんどチャンスを作れないまま迎えた延長戦は後半残り1分。わずかな隙間からロングシュートを決められて失点。
0対1。この時点で残り時間30秒。でも全然諦めていない選手たち。リスタート直後、タイチロウの抜け出しから、この日1番のスルーパスが1トップのユウキに通る。期待が高まり、固唾を飲んで見守る父たち、母たち。最高のトラップでディフェンスを振り切ったユウキがしなやかな動きでシュートを放つ。その瞬間、会場は緊張感に包まれる。選手、コーチ、保護者全員の想いを乗せた渾身のラストシュートは惜しくもゴールポストの左をかすめ、外れていきました。ここで試合終了の笛。残念ながら、0対1の準優勝。最後の1秒まで諦めず、土壇場でこの日1番の見せ場を作ってくれた選手たち。たくさんの思いで涙が止まらない選手たち。試合には敗れたものの、明るい未来を感じさせる、そんな感動的なフィナーレでした。
27期のみんなへ。最後の最後まで感動をありがとう。始めてグランドであったその日から今日まで6年間、本当に楽しませていただきました。早いもので、4月からは中学生。中学生になって、サッカーを続ける子も、それ以外のスポーツを続ける子もいると思うけど、自分の決めた道で一生懸命頑張ってね。コーチたちは陰ながら応援している。
未来へ羽ばたけ、27期の選手たち、そして、またいつの日か附小のグラウンドで会おう!
2021年3月28日 F.C.エスペランサ27期卒業 国立河川敷グラウンドにて